HOME » インプラントとは?知っておきたい基礎知識 » 治療の流れと期間

治療の流れと期間

インプラント治療の流れや治療にはどのくらいの期間がかかるのか詳しく説明します。

インプラントの治療期間は長期的

通常、インプラントの治療期間はとても長いです。短い方でも2~3カ月。長い方では半年から1年もかかります。なぜそんなに時間がかかるのかというと、精密な検査をしてインプラントを入れるための準備期間が必要だからです。

また、手術後にインプラントがしっかりと固定するまで時間がかかります。人によって口内や骨の形も違ってきますので、処置が変わってくるのです。

期間の目安

2~3カ月で済むケース

半年ぐらいかかるケース

半年~1年かかるケース

インプラント治療の流れ

クリニックではどんな流れでインプラント治療が進んでいくのか、具体的に見ていきましょう。安全に治療を成功させるために検査や準備は丁寧に行われています。

また、複雑な治療方針を説明するためのカウンセリングや術前説明に時間をとるクリニックもあります。

  1. 初診
    まずは、患者の口内の様子を見てカウンセリングを行います。このとき、患者の希望をしっかり聞いてくれるか、医師の経験や実績はあるのかしっかり見極めましょう。
  2. 検査
    クリニックによっては初診時に行う場合もあり。顎部、口腔内のレントゲン撮影が行われます。CT撮影の設備があるところもあります。血液検査も必要に応じて行われます。医師が口内を見て歯肉や噛み合わせなどもチェックします。
  3. 診断
    すべての検査結果を見て治療方針を決定します。手術の前にどんな治療が必要なのか人によってプランは変わってきます。
  4. 術前の治療スタート
    虫歯や歯周病があるうちは手術ができないため、治療が先となります。顎の骨がインプラントの手術に適さない場合は、人工骨を入れるなどの処置が必要な方もいます。
  5. インプラント手術
    インプラントを埋め込む手術を行います。入院はなく、一般的に日帰り手術です。麻酔後に手術が行われて1~3時間程度で終了する方が多いです。
  6. 1回法の場合 2回法の場合
    インプラントの一部を歯肉から露出させるために1回で手術が完了します。インプラントが定着したら、連結部分のアバットメントを装着します。 1次手術は、歯茎を切開してから顎の骨を削り、土台である人工歯根を埋め込みます。
    3カ月~半年後のインプラント定着後、2次手術で再び歯茎を切開し、埋め込んだインプラントの頭を出して、アバットメントという連結部分の装着を行います。
  7. 抜歯・仮歯
    手術後、1週間ほどで抜歯をして仮の歯が入ります。
  8. 人工歯の制作・装着
    最終的に使われる人工歯は噛み合わせなどを確認して作製されます。インプラントと骨がしっかり定着してから装着して終了です。
  9. 来院(メンテナンス)
    インプラントを入れたら終わりではなく、定期的にメンテナンスをします。口内が衛生的に保たれているか炎症がないかなどを医師がチェックします。噛み合わせについても確認してもらいます。

インプラント治療前に受ける検査

問診(既往歴・現在治療中の病気・服薬の有無など

手術に伴うトラブルや体調の悪化などを避けるためにも、十分な問診は欠かせません。

問診では既往歴や病歴について尋ねられます。これは患者自身の安全を確保するため。インプラントでは土台を埋め込む際に局所麻酔を使用しますし、術後の痛みや感染症予防のために内服薬を処方されます。手術を行ううえで注意しなければならないこと、飲み合わせの悪い薬がないかの確認、そういったことを問診を通して確認しているのです。

CT検査

CT検査とは歯のレントゲン写真を撮って、顎の骨の厚みや高さ、神経や血管の走行位置など口の中をあらゆる角度から立体的に診断することを言います。より詳しく・正確な診断ができるようになり、インプラント治療のトラブル防止や周りの組織に対するダメージ軽減にも役立ちます。

また、患者への治療説明に役立てられることも。インプラント治療のシミュレーション画像も作成可能で、治療の流れや仕上がりがイメージしやすくなります。

血液検査や心電図などの臨床検査

インプラント治療では外科手術が必要です。そのため万が一の場合に備えて血液検査を行い、手術中に出血したとき血が止まりにくくはないか、傷の治りが遅くないか、外科手術に耐えられる体調かについて調べます。

他にも心電図や血圧などの臨床検査を行って、治療中にトラブルが起こる可能性について徹底的に検査。インプラント手術では体に大きな負担がかかってしまいますので、トラブルが起こらないようにするために、さまざまなな臨床検査が必要なのです。

検査の結果によってはインプラント治療が難しいと診断される可能性もあります。その場合は、まずは内科などで適切な処置・治療を受けましょう。

歯周病に関する検査

歯周病とは菌によって歯茎が炎症を起こしている状態。歯茎が弱っているので歯がぐらつたり抜けたりするリスクがあります。そのような状態では、インプラントを歯茎に埋め込むインプラント治療は行えません。

歯周病がそこまで進行しておらずインプラントを無事埋め込めたとしても、歯周病の菌がインプラント歯周炎を引き起こす原因に。インプラント歯周炎は進行が早く、最悪の場合はインプラントが外れることや摘出が必要になる可能性があります。

インプラントを長く快適に使用するためには、歯茎の健康状態が良好であることが必須条件です。

インプラント治療の保証期間

インプラントは、治療後に腫れや痛みが長引くなどのトラブルが起きることもあります。インプラントと顎の骨が順調に結合しないこともあるのです。インプラントには保証制度があり、一般的に5年~10年ほど。

その間に医師が指示するメンテナンスを怠ると保証対象外となりますので、きちんとクリニックには通い続けましょう。