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インプラントに関係する病気

インプラントの術後にかかる可能性がある病気を解説します。また、治療に向いていない病名もお知らせしていきます。

手術後にかかる病気のリスク

人工物であるインプラントは虫歯に悩まされることはありません。しかし、周囲の歯周組織はご自身のもの。きちんと歯磨きをして歯の周囲を清潔に保たなければ炎症がおきます。

歯周病は天然の歯だけにおこる病気ではありません。インプラントの歯の周囲でも歯周病はおきます。それが「インプラント周囲炎」と言われる病気です。

これは、インプラントを入れたのが原因というのではなく、必要なお手入れを怠ったメンテナンス不足によるものです。インプラントも天然歯と同じく、ケアが大切なのです。

インプラント周囲炎とは

インプラント周囲炎のイラスト

画像引用元:東京インプラントリカバリーセンター公式HP(http://www.tokyo-irc.com/suffer/care.html)

インプラントは虫歯になることはありませんが、周囲にたまった歯垢(プラーク)をそのままにしておくと細菌が増え出し、歯茎が腫れているような症状が出ます。そして隙間に細菌が入り込むと周囲が溶かされてしまいます。

穴が深くなるとインプラントがグラグラになり最後には抜け落ちてしまうのです。

インプラントで注意したい病気

歯の治療であるインプラントとは一見関係がないと思われる病気でも、持病があれば注意しなければならないことがあります。中でも、傷が感染しやすく治りにくい糖尿病は気をつけなければならない代表的な病気です。

その他にも、手術後などの薬を考慮しなければならない病気もあります。該当する病名がありましたら、治療の前に医師に相談するようにしてください。

糖尿病

この病気にかかると、細菌の侵入に対して抵抗力が弱まります。つまり、インプラントの手術で傷口ができると感染しやすくなり、傷口が治りにくい問題が出てくるのです。病気に理解のある医師によっては抗生物質の服用などで治療を受けることも可能です。

インスリン注射や血糖降下剤が欠かせない場合は、手術時の投薬のタイミングが心配です。いずれにしても、糖尿病の知識があり経験の豊富なクリニックでなければ大変危険です。

心臓疾患

この病気の患者さんは血液をサラサラにするためにバファリンやワーファリンといった薬を服用されている場合があります。手術では出血を伴うので血液が止まりにくいといった問題も。適切な止血が行えるクリニックで相談をすれば手術は可能です。

脳疾患

脳の血液が詰まってしまう病気のため、薬を服用している場合があります。血液をサラサラにする薬は、手術の際にトラブルもありますので説明が必要です。また、手にマヒがある方は、手術直後やその後のお手入れにまわりのご家族の協力が大事です。

脳疾患を患っている方の介護の際には、入れ歯よりも手入れの手間がなく、清潔感を保てるインプラントを選ばれる方も多いです。

骨粗しょう症

骨密度が少ないという症状があるため、念のため医師に相談をしてください。ですが、インプラントを埋める顎の骨には影響は少なく、手術を行えるケースが多いです。

【トラブル対策】違和感があったらすぐに相談

骨にインプラントを埋め込む手術をするので、術後は腫れや痛み、出血も多少はあります。ですが、それは一時的なものです。症状は1週間から、長い方でも2週間程度で落ち着いてくるのが正常な回復です。

しかし、時間がたってもずっと不快感が続き、痛みや腫れが増すようであれば要注意。すぐにクリニックに相談に行きましょう。血液検査やレントゲンなどで検査し、適切な処置をしてもらえます。炎症がおきても早期に治療することで悪化を防ぐことができます。

また、インプラントをつけて長いという方はインプラント周囲炎になるリスクが増えます。まわりの歯茎が腫れ、グラグラするなどの症状が出てきたら、歯医者に相談しましょう。

トラブルを起こさないためにも定期的なメンテナンスが大切です。