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注意点

インプラント治療をする前にチェックしておきたいポイントや手術前後に心がけたい注意点をアドバイスしていきます。

インプラント治療を受けるにあたっての注意点

インプラントは、骨にインプラントを埋め込む手術を行いますので、体の状態や持病によっては向かない方もいらっしゃいます。例えば、妊婦さんや授乳中のお母さんは、麻酔や薬を使うことが難しかったり、糖尿病・高血圧症・心臓疾患・脳疾患などの病気がある方は使えない薬などもあります。

併用する薬にも相性があるので、歯の治療だけだからと考えずに、体全体の状態や服用の薬などを医師にしっかり伝えるようにしましょう。

インプラント治療前に治しておくべき病気

虫歯・歯周病・顎関節症・嚙み合わせの4つは、インプラントをするまえに治しておきたいものです。理由はインプラントや手術の影響で悪化してしまったり、インプラントの寿命が縮まったり、最大限のインプラントの機能性が発揮できなかったりするため。詳しく解説するので、参考にしていただけると幸いです。

虫歯

第一に挙げられるのが虫歯です。インプラントの手術直後は腫れや出血といった症状が考えられ、ブラッシングが疎かになりがち。そのため、虫歯がより進行してしまう可能性があります。また虫歯の原因となっている菌の影響で、インプラントの寿命が短くなってしまうことも…。

虫歯が既に進行しており抜歯が必要な場合は、抜歯と同時にインプラントにするほうが良いでしょう。本数が増える場合はオールオン4で、1本のインプラントで複数の人工歯を支えるという方法もあります。

歯周病

歯周病をそのままにしてインプラントをする場合、歯茎の傷口に歯周病の金が入り込みやすく、感染症のリスクが高まってしまいます。またインプラント歯周炎を引き起こす要因にも。

インプラント歯周炎とはインプラント周辺の歯周病のこと。人工歯のインプラントは痛みを感じないため病気に気づきにくく、さらに普通の歯周病の10倍以上の速さで進行してしまいます。インプラントの周りに未治療の歯周病があるという事態は、ぜったいに避けなければなりません。

よって、歯周病を治療してからインプラントを装着するのが望ましいのです。 歯周病で顎の骨が薄くなっている場合は、歯周病治療にあわせて顎の骨を厚くする処置も必要になります。

顎関節症

顎関節症は顎の骨の一部である下顎頭 (かがくとう) や関節円板(かんせつえんばん)のズレ・変形が原因です。また、長時間ものを噛み続けたり急に硬いものを噛んだりして、顎の筋肉が疲労してしまうのも要因の1つに挙げられます。

インプラント治療の際は、長時間口を開け続けなくてはなりません。そうすると顎の骨や筋肉が疲労してしまい、顎関節症が悪化してしまいます。とくに同時にいくつかのインプラントを埋め込む場合やオールオン4など、手術時間が長引くときは要注意。

顎関節症が悪化すると、口が開けにくい・顎の骨が外れるといった症状も出ます。悪化させないように、顎関節症を治してからインプラント治療にのぞみましょう。

噛み合わせ

インプラント治療の目的の一つは見栄えを良くすることです。

しかし、最優先事項は見栄えが良いことではなく、噛み合わせが良くてしっかり使えること。インプラント治療を行う歯と噛み合わせる歯の位置や向きがズレていたら、天然歯のような噛み心地は叶えられません。

インプラントは顎の骨に直接埋め込んでしまうので、インプラントを付けてから矯正を行うのは困難です。インプラント治療の前に歯列矯正を行って、歯の向きを正しておきましょう。

手術の効果を高めるための心がけ

インプラントを埋める手術をしてから3週間ほどでは、まだ骨とインプラントがしっかりとくっついていない状態です。その間、口内の傷から感染などのリスクがある期間なので、注意しておかなければならないことはたくさんあります。

痛みや腫れを悪化させないために、下記の注意点をしっかり意識しましょう。治療効果を高めるために、生活習慣を見直すのもおすすめです。

禁煙

タバコを吸っている方にはつらい期間ですが、特に術後は禁煙しなければなりません。細菌の感染が起きやすくなったり、血行不良を招いてインプラントの固定がしにくくなったり…。吸っていても何一つ良いことはないのです。

アルコールを控える

手術後は、出血をしやすくなっています。アルコールを飲むと血行が良くなり、出血や腫れを引き起こし、痛みも出やすくなります。しばらくは、禁酒をして手術による傷口を回復させましょう。

手術後のお風呂はNG

湯船につかると体が温まり出血の原因に。クリニックでも数日はシャワーを使用するように言われると思います。

食事は柔らかく刺激のないものから

手術後の食事は固い食べ物を避けて、柔らかいものからはじめましょう。傷口を刺激しないように、うどんやおかゆ、ゼリーなどがおすすめです。インプラントのある部分は避けて噛むようにすると回復が早いです。

傷口に触れないように注意する

歯ブラシは歯磨き粉を使わず、うがいも刺激が少ないように。指や舌などで傷口に触れないように心がけましょう。清潔を保ち、炎症を起こさないようにすることは大事なことです。

薬の用量用法や医師の指示をしっかり守る

手術後に処方される薬は、厚生物質や化膿止めなど傷口に作用するために大事なものなので、きちんと飲み切りましょう。医師からの指示、手術後の診察もリスクを回避するためにはとても大切です。